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Sectigo ルート証明書の移行と古いCAの無効化について

概要

Sectigoは、最新のブラウザ仕様やセキュリティ基準に対応するため、従来の「多目的ルートCA(レガシーCA)」から、新しい「単一目的ルートCA」への切り替えを進めています。

重要なポイント

1.移行の推奨: すべてのお客様に対し、新しいR46またはE46階層への移行を推奨しています。
2.期限: 2026年1月までに完全移行する予定です。
3.影響: 古いルート(COMODO、USERTrustなど)は、2025年から2027年にかけてChromeやMozillaで「信頼できない」と判定されるようになります。

詳細内容

Sectigoは今年初めより、業界標準(CA/Browser Forum等)およびセキュリティ要件の厳格化に伴い、パブリックルートCAの移行プロジェクトを開始しました。 すでに多くの証明書発行は新しい階層へ移行済みですが、残りの移行も数週間以内に行われる予定です。

レガシーCAからの移行継続について

現在も移行作業を継続しており、まだ古い階層を利用しているお客様を、順次新しい単一目的階層(Sectigo Public Server Authentication Root R46 または E46)へ移行させています。 この作業は2026年1月までに完了する見込みです。

レガシーCAに対する信頼の停止(無効化)について

この移行は単なる推奨事項ではなく、必須の対応です。 主要なブラウザやOS(ルートプログラム)のポリシー変更により、以下の制限が適用されます。

有効期間の制限: 秘密鍵の作成から15年以上経過したルートCAは削除されます。
Chromeの制限: 単一目的(専用)ではないルートCAに対し、特定の日付以降の発行を認めない設定(SCTNotAfter)が適用されます。
Sectigoの古い「多目的ルートCA」はこれに該当するため、以下のスケジュールの通り、TLS証明書としての信頼が順次停止されます。

ルートCA別の無効化スケジュール

Root CA

Chromeでこの日以降の新規発行は信頼しない

Chrome および Mozilla 信頼停止日

AAA Certificate Services

対象外

2025-04-15

COMODO Certification Authority

対象外

2026-04-15

COMODO ECC Certification Authority

2026-06-15

2027-04-15

COMODO RSA Certification Authority

2026-06-15

2027-04-15

USERTrust ECC Certification Authority

2026-06-15

2027-04-15

USERTrust RSA Certification Authority

2026-06-15

2027-04-15

用語解説:2つの日付の違い

Chrome/Mozilla TLS 信頼停止日 (Distrust date)
意味: ルートCAそのものが「信頼できない」とみなされる日です。
影響: すでに発行済みの証明書であっても、この日を過ぎるとChromeやMozillaで警告が出たり、接続できなくなったりします(完全な無効化)。
Chrome TLS SCTNotAfter 日付
意味: Chromeが設定する「この日以降に発行された証明書は認めない」という境界線です。
影響: この日付より前に発行された証明書は、その証明書の有効期限までは引き続き使えます。しかし、この日付より後に発行された証明書は信頼されません。

注記: Mozillaは「NSS」というセキュリティライブラリを管理しています。NSSは多くのLinuxやBSD(サーバーOSなど)でも採用されているため、Mozillaで信頼が削除されると、これらのOS上でも同様に影響が出ます。

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